サルコペニアとマッサージ
- bodycareraraone
- 6月4日
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皆さんはサルコペニアという言葉を聞いたことありますか?これは年齢と共に、「筋肉量が衰えていく疾患」の事です。つまり、殆どの方に現れる症状の事なのです。
普通、筋肉は40歳を過ぎたあたりから徐々に減って行きます。もちろん、スポーツや運動量の多いお仕事をされている方は別ですが、ただ歩いている位しか運動をしていない方は、間違いなくサルコペニアになっていくのです。自覚症状は人それぞれ違います。でも、思い当たる症状はありませんか?
たとえば、歩くスピードが遅くなって来た、頻繁につまずく、立ち上がる動作がゆっくり、瓶のふたが開けられない、ふくらはぎや上腕が細くなってきたなどです。どうですか?もし、当てはまるものがなければ、あなたはまだまだ若い体の持ち主だと思います。しかし、たくさん当てはまってしまった人は、今日からでも自主治療していきましょう。
サルコペニアの主な原因は加齢なのですが、高齢者でも運動量の多い人には、前述の症状は現れないのです。サルコペニア自体は怖い病気ではないかも知れません。しかし、負の連鎖が始まる事も多いのです。サルコペニア(筋肉量が減る)⇒動くのが辛い⇒食欲がなくなる(栄養不良)⇒筋肉が更に落ちる。と云う負の連鎖が起きてしまうのです。サルコペニアが酷くなると日常生活の質が落ちるだけじゃなく転倒骨折のリスクが高まり、最悪 寝たきりの生活に陥る可能性もあるのです。
では、どうしたらいいのでしょうか?簡単な事です。現状出来る運動から初めて、少しずつレベルアップして行けばいいのです。激しい運動なんて全く必要ありません。むしろ、危険かも知れません。あなたの生活に必要な筋肉だけ、動かすことが大切なのです。又、我々のところでマッサージを受けるだけでも運動したことになるって知ってましたか?サルコペニアの方へのマッサージは全身の筋肉をくまなく触り、反発させたり可動域を広げたりして、本来の動きが出来るようアシストしていきます。マッサージ=他動運動、つまり我々が患者さんの身体をマッサージしながら運動させているのと同じことなのです。筋肉やこりをほぐし、どんどん狭まってきている関節の可動域を広げ、衰えてきている筋肉に抵抗を与え筋力増化をはかり、速筋(速く動くための筋肉)を付けていく。これが私の仕事です。
高齢になったから仕方がない、おじいちゃんだから、おばあちゃんだからと、若さを放棄していませんか?いつまでも動ける体でいたいと

お思いのあなた、今からでも遅くないですよ。是非、チャレンジしてみて下さい。もし、何から始めたらいいか分からない方は当院へお越し下さいね。